12大事件でよむ現代金融入門
唐突ですが社会人になり、やっと金融への興味がわいてきました。
いや、金融の基礎知識を知らなさ過ぎて危機感を覚えたというのが正しいか…
コロナによる経済への影響を考えたときに、
(今回はこれまでの金融危機とは異なるという事実は承知の上で)
金融危機ってなんなんだろう?と思い、とりあえず入門って書いてある本でも読むか~と手に取ったのがこちらです。
金融の知識はゼロなので(高校3年生で止まっている…。7年前…。)
正直難しかったです。入門者向けではない気がしますw
自分の中で消化するために(自己満足で)書き留めておきたいと思います。
各事件では、何が原因で、何が起きて、どうなったか
が書いてあります。詳細に。
詳細は全くわからなかったので雰囲気で読みました。
何度か読み直したり調べなおして、改訂していこうと思います。
いろいろと気になった方はご自分でお調べください。。
- ニクソンショック
- 中南米危機(累積債務問題)
- プラザ合意
- ブラックマンデー
- 日本のバブル崩壊
- ポンド危機(欧州通貨制度の綻び)
- デリバティブスの挫折(P&Gの事故など)
- アジア通貨危機(新興国の連鎖破綻)
- ITバブル崩壊
- リーマン危機
- ギリシャ財政不安
(12. コロナショック?)
1. ニクソンショック
固定相場制が変動相場制になる。
(ブレトンウッズ体制→ニクソンショック→スミソニアン協定→変動相場制への移行)
2. 1982年 メキシコが債務返済を延長したことにより累積債務問題が発生。
経済成長により債務能力を向上させようとしたが、民間銀行がお金を貸さなかったため経済成長できず。
結局、債権者である民間銀行が損失を負担することで支援策が動き出した。
支援策=ブレイディ・ボンド。銀行貸付債権から転換された債務国発行の政府証券のこと。
このころから銀行が自らの融資を証券化して第三者に売却するようになった。
3. 1985年 ドル高を是正する合意(プラザ合意)がなされる。急激にドル安になる。
※ニクソンショックによりドルが大幅に切り下げられたことに対し、アメリカでは高金利政策が採られていた。これによりドルが魅力的になり、ドル高となっていた。
日本への影響は2つ。
(1)ドル安つまり円高になったため、不況対策として日銀は緩和政策を実施。
→日本全体では企業融資ではなくいわゆる財テクが加速した。
(2)さらに不況対策として政府は公共事業の拡大など、財政政策を採用。
→国債がバンバン発行された。
4. 1987年 ブラックマンデー(株価の大暴落)
ドル安などなど、なんやかんやいろいろと問題があったところ、プログラム取引による売りが引き金となり、株価が大暴落した。
プログラム取引=「一定のルールに従った取引を行うため、あらかじめ設定したコンピュータ・プログラムに基づいて行う売買のことである。東証の定義では一度に25銘柄以上に受発注をおこなう売買のこと」by Wikipedia
5. バブル崩壊@日本
不動産が死ぬ。
1990年初、株価下落。1991年、地価下落、急激な景気後退。
6. ポンド危機
1992年にクウォンタム・ファンドが大量のポンド売りを仕掛ける。
為替レートは急落。
7. デリバティブズ事故の多発
金融商品のリスクを十分理解しない客に、銀行が不当な商品を販売した。
事故の代表例はP&G。
8. アジア通貨危機
1997年、タイのバーツが急落。東アジア諸国において通貨危機が勃発。
マレーシア以外はIMFの支援を受けた。
9. ITバブルの崩壊
IT企業への投資が過熱。
銀行も、従来型の融資ではなく投資に積極的になっていった。
バブル崩壊後はベンチャー企業が相次いで破綻。エンロンなどの大企業も倒産。
10. リーマンショック
ITバブル時の銀行の投資ビジネス拡大により、証券化商品が盛り上がった。
特に、信用力の低い人々に住宅融資を行うサブプライムローンが過熱。
これを組み込んだ商品が大人気に。
サブプライムローンの支払いが滞り、証券化市場の不安の種になった。
ファンドの解約要請が増えたが、運用会社が解約要請には応じないと発表したところ、市場が大混乱。
リーマンブラザーズが破綻。